フィギュアスケートペア「りくりゅう」として世界の舞台で輝き続ける木原龍一選手。
その目が先天性の斜視ではないかと、以前から大きな注目を集めています。
テレビ中継を見て目線が気になったという視聴者の声も多く聞かれますが、実際のところ斜視は視力や演技に影響を及ぼしているのでしょうか。
今回は、木原龍一選手の目に関する情報をはじめ、治療や手術を選択しない理由まで、分かりやすくまとめてお届けします。
木原龍一の目は先天性の斜視
木原龍一選手の目は、幼少期から症状が見られる先天性の斜視だとされています。
斜視とは、片方の目が見ている対象物とは異なる方向を向いてしまう状態のことを指します。
子どもの約2%に見られるとされており、実は決して珍しい症状ではありません。
テレビ中継や動画を通じて木原龍一選手の演技を見た視聴者の中には、目線が気になるという声も少なくないようです。
特にアップでの映像やインタビューの場面で、その特徴に気づく方が多い印象を受けます。
ただし注意すべき点として、木原龍一選手本人や日本スケート連盟から斜視について公式に発表されたことはありません。
ネット上では「内斜視ではないか」という推測も見受けられますが、正確な診断名や症状の程度は公表されていないのが現状です。
斜視にも外斜視や内斜視など複数の種類があり、症状の度合いも人それぞれ異なります。
同じ症状を持つ方からの共感の声なども寄せられているようですが、あくまでも外見上の特徴から推測されているに過ぎないという点は押さえておく必要があるでしょう。
木原龍一選手は小学生の頃に眼鏡をかけていたという情報もあります。
幼い頃から視力の矯正を行っていた可能性が高く、現在はコンタクトレンズを使用していると推測されています。
先天性の斜視の場合、片方の目が弱視になりやすいため、子どもの頃から適切なケアを受けてきたのかもしれません。
斜視という特徴を持ちながらも、たゆまぬ努力で世界のトップに立ち続けるその姿には、心から敬意を表したくなります。
木原龍一の斜視は視力や演技に影響はないのか?
結論から言えば、木原龍一選手の斜視は演技に深刻な影響を与えていないと考えられます。
その最大の根拠は、世界最高峰の舞台で残してきた圧倒的な実績にほかなりません。
三浦璃来選手とのペアで世界選手権を2度制覇し、日本人ペア史上初のグランプリファイナル優勝、四大陸選手権優勝なども成し遂げてきました。
グランプリシリーズでは通算5勝を記録し、4カ国で優勝するという偉業も達成しています。
こうした輝かしい成績を見れば、斜視が演技の妨げになっているとは到底思えないでしょう。
一般的に斜視があると、立体視(奥行きや距離感を把握する能力)が苦手になる傾向があるとされています。
しかしペアスケートではリフトやスロージャンプ、ツイストリフトなど、パートナーとの精密な連携と高度な空間認識能力が求められる技術を数多くこなさなくてはなりません。
特にツイストリフトでは、回転するパートナーを正確にキャッチする必要があり、距離感の把握が不可欠です。
木原龍一選手がこれらの技を世界最高水準で実行している事実こそ、斜視が競技に支障をきたしていない何よりの証拠ではないでしょうか。
視力の面についても、両目の視力差が大きくなければ焦点を合わせること自体は可能だという見解があります。
利き目がしっかり機能していれば、日常生活はもちろん高度なスポーツにも対応できると考えられています。
木原龍一選手は長年にわたる鍛錬を通じて、独自の空間認識能力を身につけているのでしょう。
もちろん、斜視を持つ方は焦点を合わせる際に目へ負担がかかりやすく、疲労感や眩しさを感じやすいとも言われています。
試合後のインタビューで疲れた表情を見せることもあるかもしれませんが、それは極限の集中力を発揮した後の自然な反応とも言えるでしょう。
競技パフォーマンスを大きく損なうレベルではないことは、成績が何より雄弁に物語っています。
あれだけの演技を見せてくれる木原龍一選手には、毎回感動させられるばかりです。
木原龍一が斜視の治療(手術)をしない理由
木原龍一選手が斜視の手術を選択していない背景には、アスリートとしての現実的かつ合理的な判断があると考えられます。
「なぜ手術をしないのか」と疑問に思う方もいるかもしれませんが、その理由を知れば納得できるはずです。
斜視は手術によって改善できるケースもありますが、トップアスリートが現役中に手術へ踏み切るには数多くのリスクが伴います。
まず挙げられるのが、術後に遠近感が一時的に失われたり、物が二重に見える「複視」が生じる可能性です。
フィギュアスケートのようにスピードと正確さが求められる競技において、視覚の急激な変化は命取りになりかねません。
加えて、手術後は一定期間の安静が必要となるため、練習を長期間休む必要があります。
術後は洗顔にも制限がかかったり、コンタクトレンズが長期間使用できなくなるなど、日常生活にも大きな制約が生じるとのことです。
ペア競技の特性上、木原龍一選手が離脱すればパートナーの三浦璃来選手にも直接的な影響が及ぶことは避けられません。
二人で一つの作品を作り上げるからこそ、片方の離脱はチーム全体の停滞を意味するのです。
さらに見逃せないのが、斜視の手術は一度で完治するとは限らないという現実です。
複数回の手術を要するケースも珍しくなく、手術後に再発してしまったという体験談も存在します。
ネット上でも手術経験者が「簡単に決断できるものではない」と語っており、こうした不確実性は手術をためらう大きな要因と言えるでしょう。
実際に木原龍一選手は2023-24シーズンに腰椎分離症で長期離脱を経験しており、コンディション維持の重要性を身をもって知っているはずです。
怪我による離脱がペアの活動にどれほどの影響を及ぼすか、痛感したシーズンだったに違いありません。
競技に支障がない状態でわざわざリスクを取る必要はないという判断は、非常に理にかなっています。
個人的にも、現在最高のパフォーマンスを発揮できているのであれば、あえて手術を急ぐ必要はないと感じます。
まとめ
木原龍一選手は先天性の斜視とされていますが、視力や演技に深刻な影響は出ていないと考えられます。
世界選手権2度の優勝をはじめ、グランプリファイナル制覇など輝かしい実績がその証明です。
手術を選択しない理由としては、術後の複視や遠近感の変化、長期離脱によるペア競技への影響といった合理的な背景があると推察されます。
身体的な特徴を乗り越えて活躍するりくりゅうペアのさらなる飛躍を、これからも応援していきたいと思います。

